ジョブスタディ

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先週は5月から関わってきた研修が1つ終わりました。

この研修は未経験の職種に挑戦する方々を支援研修でした。

最後の研修は参加者の方の応募書類の添削でした。

2日間で、20名の応募書類の添削をしました。

私からの卒業祝いの意味も込めて、ご参加者お一人お一人のお人柄や、取り組んできたことが

表現できるような応募書類の作成を完成させてあげたいと考えました。

でも、2日間で全員の書類添削は非常にタイトな状況です。

そこで先月事前準備として講義の中で自己分析や企業研究の方法について説明をしたり、

希望者だけにしましたが個別の面談の実施も行いました。

それでも、応募書類がかけないという方が多かったので、先月宿題を出しました。

各自これまでの行ってきた仕事の記入です。

しかし、多くの方が何を書いていいかわからないというので、

私はジョブカードの様式2(職務経歴シート)を使って記入する方法を紹介しました。

(厚生労働省 ジョブカードダウンロードより)


このシートは「企業名」「在籍した期間」「職務の内容」

「職務の中で学んだこと、得られた知識・技能、果たした役割、貢献したこと」を記入します。

例えば、A社に10年間勤務したとします。

その間、事務、営業、広報の仕事に関わったとしたら、それぞれ仕事で活用する能力が異なりますので、

「職務の内容」を「職務の中で学んだこと、得られた知識・技能、果たした役割、貢献したこと」が変わってきます。

ここをまとめてしまうと、その人の良さが表現できにくくなるので、職務ごとに分けて記入するようにお話します。

また、B社で10年間営業をしてきたとします。しかし転勤が多いという場合は、勤務地ごとに分けて記入をします。

人は環境によってもおきな変化や成長を遂げますので、勤務する場所が異なった場合も

仕事の内容と学んだとこを細かく記入するようにお話します。

ところがこの書き方が中々難しいといいます。

大まかな書き方は集団研修でもお話できますが、細かい個々の経歴にあわせた能力の棚卸しは面談が効果的です。

例えばAさん 20代前半の男性です。

学生時代のアルバイトから学校卒業後も仕事して、その後数回転職しています。

職務の内容はある程度、細かく記入することが出来ていましたが、

「職務の中で学んだこと、得られた知識・技能、果たした役割、貢献したこと」が、上手くかけないといいます。

職務の内容:接客

得られたこと:敬語と電話応対

これでは、Aさんの良さが伝わってきません。

確かに、学校の勉強や仕事の取り組みは結果が重要で、そのことを必ず明確にするように教育されてきていると思います。

ですから、接客の仕事を通して得られたものの結果として、敬語と電話応対という書き方は間違っていません。

しかし、これでAさんがどのような人なのかは全くイメージをすることが出来ません。

もちろん、これでご本人が面接で雄弁に自己PRをすれば大丈夫かもしれませんが、

このような書類の書き方をする人の多くは、無口で自己PRが苦手な方が多いんですよね。

Aさんも、あまり自己PRが得意なタイプではありません。

このような方ほど、応募書類に自分が取り組んできたこと(プロセス)をしっかり記入し、

自分の人物像を相手に伝えると良いのです。

ではどのようにするかといいますと…

私「このアルバイトで学んだ事は敬語と電話応対なのね。敬語はスムーズに話せていたの?」

Aさん「そんなわけないですよ。結構変な言葉遣いで、上司に叱られたばかりでしたよ。」

私「じゃぁどうやって、敬語がスムーズに話せるようになったの?」

Aさん「出来るだけ先輩の話を聞いて、真似しました。本当に全くわからなかったので、
   
   時には会話の内容をメモしたりして、言葉遣い覚えましたね。」

私「凄く工夫しながら敬語を覚えたんだね。

  その、そのプロセスも添えて書いたら、Aさんがどんな風に敬語を身につけていったのか

  読んでいる相手に伝わりやすくなると思わない?」

Aさん「そうですね。わかりやすいです。」

というように、自分がその仕事するまでにどのように工夫し取り組んできたのかを記入すると、

初めての人でも相手の人柄を読み取ることが出来るようになります。

どうしても、結果のみしか書かないといけないように感じる方が多いのですが、

職務経歴書に関してはプロセスを明確に記入したほうが良いのです。

しかし、ダラダラと長く書くのは読むほうが大変なのでお勧めが出来ません。

出来るだけ手短に、自分の人柄や持ち合わせているスキルがイメージできるように表現すことが重要です。

何を見て、何を感じて、自分なりに取り組み、どうしてその結果を導き出したのかを記入しないと、

皆さんの頑張りが伝わらないんです。

これは、専業主婦をしていた方でも、学生の方でも考え方は一緒です。

職務経歴書は、職業を通して自分の人柄や能力を表現します。

もし、その表現をする職業が少なければ、日常生活の中で自分が取り組み工夫して自分の成長したことを表現してもいいんです。

職歴が全く無ければ、「自己紹介書」という書類で自分をPRすることでもいいんです。

ポイントは…

きっかけ:なぜそのことをしようと考えたのか

出来なかったこと:取り組みはじめたとき、上手くいかなかったことを書きます。

自分なりに工夫して取り組んだこと:出来なかったことに対して、
                 どのように工夫して取り組んでいったのかそのプロセスを簡単に書きます。

出来たこと:その結果、得られたこと、自分が成長したことを書きます。

例)ある専業主婦の方が自己紹介書で記入した自己PR

私はコミュニケーション力には自信があります。

私の主人は転勤が多く生活習慣も、言葉も、味覚も、全く異なる土地に2,3年サイクルで移転します。

やっと生活に慣れたかと思う頃に、また見知らぬ街へ行って生活に馴染むのは非常に大変です。

ある地域に移転したときに、友人となった方から少しでも早く地域に馴染む方法として

市民サークル活動に参加することを教えられました。

早速サークルに入会しやものの、初めは言葉がわからず戸惑いました。

しかし、定期的に複数の方とお会いすることで、徐々に言葉のニュアンスがわかるようになりました。

また、親しくなった方に言葉の意味や使い方を教えていただくことで、短時間で言葉の障害が克服できました。

今ではどのような方とでもコミュニケーションをとることが出来ます。

など…

プロセスあることで、この方がどのように頑張ってコミュニケーションを取ってきたが伝わってきますよね。

仕事していない=何もしていない

と、考えると自分の頑張りが見えなくなってしまうと思います。

大事なのは、どんなことでも自分なりに上手くいくように取り組んできたことがきっとあるはずです。

そのことに、重きを置いて考えてみてはいかがでしょうか?

1人で考えるのが難しい方は、いつでもお気軽にご相談ください。

それでは、また来週…



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権堂 千栄実

Author:権堂 千栄実
権堂 千栄実

株式会社Campanula 代表取締役

キャリア・カウンセーであり、企業、学校機関、官公庁での研修講師

研修やカウンセリングを通して、働く方々や学生の悩みを解消できるようにご支援しております。

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