ジョブスタディ

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私事ですが、4月上旬、14年ぶりに地元石巻市に帰郷しました。

福岡に移転後、色々タイミングが合わず、ずっと帰りたいと思いながら、帰るタイミングを逃していました。

昨年の震災のときも両親や友人に対する心配や、すぐに帰りたいと思う気持ちと反対に、行って仕事に支障がでるようになってはいけないと考え、地元に帰ることが出来ませんでした。

4月7日(土)東京に出張に行っていたので、東京なら日帰りで帰れる範囲だと考え、14年ぶりに故郷に帰りました。

本当に、私の知っていた故郷の面影は無く、変わり果てた町並みを言葉無く見ることしか出来ませんでした。

そんな町並みを通り、10数年ぶりの実家に向かいました。

実は両親に合うのも10数年ぶり…

なんと言葉を交わそうか、なんとなく照れくささもあり敷居が高い気持ちもを持ちつつ、実家に向かいました。

実家に着き「ただいま…」「お帰り」、本当にこの言葉のやり取りで10数年合わずにいたという感覚がなくなりました。

滞在時間は本当に短かったのですが、お互いの心境を話し合うには十分時間がありました。


親子という間柄は本当に不思議ですよね。

何十年会わなくても、ほんの一瞬でお互いの気持ちをわかりあい、その時間を埋める不思議な力があります。

反面、その影響力の強さに自分の人生が考えられず、悩んでいる方も少なくありません。

例えば、今月上旬に相談に来たAさん

20代中ごろの男性です。

Aさんは「仕事が長続きしないで転職が多い。定職に就きたい。」というのが相談の理由でした。

色々お話を聞くと、中学の頃までの自動車の整備士になりたいと考えていたそうです。

実はAさんのお父さんも板金の仕事をしていて、お客様の車を修理している姿がとてもかっこよく憧れていたそうです。

Aさんも将来はお父さんのような仕事をしたいと考えていたので、高校も迷わず工業系の学校に進学するつもりでした。

ところがお父さんから「こんな儲からない仕事なんかするな。お前は公務員になればいいんだ。」と言われ、とても悲しくなったそうです。

お父さんから自分の存在を否定されたように感じたそうです。

Aさんはお父さんの勧めの通り高校は普通科に進学しましたが、勉強に身が入らず高校2年の中ごろからは学校に行かなくなったそうです。

その頃からお父さんとの確執も強まり、家に帰らない日が増えたそうです。

そのまま高校を辞め、友達や先輩の部屋で居候生活を行ない、アルバイトで生計を立てるようになっていったそうです。

20代になったころから、正社員で仕事に就きたいと考えてきたそうですが、Aさんが望むような仕事には就けなかったようです。

知り合いの紹介でいくつか正社員の仕事を紹介してもらい、働いたそうなのですが、1年も経つと仕事に行かなくなってしまう。

「この仕事でいいのか?」

「自分のする仕事はこれでいいのか?」

と、ずっと悩んでいたそうです。

そこで、先輩の紹介で私のところに相談にきたのだそうです。

これまでの仕事の内容や、子どもの頃からの生活の様子などを色々伺った中で、

Aさんが突然「そうか…」と、つぶやきました。

私が、「どうかした?」と聞くと

「俺、本当は自動車の整備士になりたかったんだよね…。」

と言って、先ほどのような話をしてくれました。

Aさんはお父さんと同じ仕事をしたいと、今も思っています。

でも、お父さんからは自分のような仕事をするな。

お前は別の仕事をすればいいと言われたことが、本当にショックだったそうでした。

だから、別の仕事をしてきたけど、結局「自動車の整備士になりたい」という思いが今も強くて、心の中にずっと残っていました。

でも、いまさら自動車の整備士になれるわけが無いがと、自分をあきらめさせるために気がつかないようにしていたそうです。

自分の思うような仕事につけないことは、自分の能力や経験以外にも沢山の原因があります。

特に今回のAさんのように、家族などの周囲の影響は非常に大きいですね。

このように、自分の人生設計を全く考えていないのではなく、何かの原因で見ないように、考えないようにしていることも往々にしてあります。

Aさんの場合は、お父さんとの確執が障害でした。

私は職業訓練で自動車整備士の資格を取得し、雇用創出事業で未経験者の雇用が増えていることを説明し、

今からでも自動車整備士の道を進むことも可能であることを説明しました。

ただ、雇用保険に加入していないAさんは職業訓練期間、収入が得られなくなるので家族のサポートが必要不可欠です。

一度ご両親に、今の正直な気持ちを話し職業訓練に参加することを検討してみては?

と、提案しました。

そして、先日お父さんと一緒にご挨拶に来てくれ、職業訓練を受けて自動車整備士の道を進むことに決めたそうです。

職業訓練期間は、お父さんの仕事を手伝い将来は一緒に仕事をしたいと話していました。

お父さんにしてみれば、苦労の多い自分の仕事をAさんにさせたくないという親心だったのでしょうが、

それが結局Aさんを傷つけてしまったことに、とても驚き、ご自身の言動を反省したそうです。

Aさんから職業訓練を受けたいと相談され、何年ぶりに親子でじっくり話し合いをして、それぞれお互いの思いを知ることが出来たそうです。

その上で、今回の結論を出すことが出来た、本当に良かったと親子でご報告に来てくださいました。

Aさんのお父さんは「親子と言っても全てが分かり合えるっているわけではないんですよね。

だからこそ良く話し合って、お互いの気持ちを確認しないと、大きな誤解が生じて中々修復できなくなりますね。

でも、話せば誰よりもお互いが分かり合える。面白い存在ですね」とおっしゃっていました。

勿論、どんなに話し合っても、親子の確執が埋まらないケースも沢山見てきていますので、全ての方の親子問題がこのようにスムーズに解決するとは限りません。

ただ、今の確執の根底には子を思う親心、親を思う子の心があることを忘れないで下さい。

親は子どもの思うがゆえに、子どもは親を思うがゆえに、それぞれの持論を展開し主張します。

このことが理解しあえれば、もう少皆さんの親子関係は変化するのかもしれませんね。

そのお互いの思いに気がつくためにも、是非お近くのキャリア・カウンセラーにご相談してみてください。

血縁関係や利害関係の無い、第三者に話すことで気がつくこと、見えてくることがありますよ。

私もお手伝いいたします。

お気軽にお問い合わせ下さい。

それでは、また来週…
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まとめteみた.【親子関係】

私事ですが、4月上旬、14年ぶりに地元石巻市に帰郷しました。福

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権堂 千栄実

Author:権堂 千栄実
権堂 千栄実

株式会社Campanula 代表取締役

キャリア・カウンセーであり、企業、学校機関、官公庁での研修講師

研修やカウンセリングを通して、働く方々や学生の悩みを解消できるようにご支援しております。

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