ジョブスタディ

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今週の仕事は全て再就職を希望する方に対する研修でした。

就職支援研修の際は「自己分析」の講座が含まれます。

これは、今後の就職活動をする上で、自分の特性(慎重派、せっかち、おっとり、行動派など)を理解しておくことが有効だといわれています。

仕事の内容も特性があり、例えば銀行の仕事は慎重さが必要であったり、新聞記者など記事の内容を判断する力と実際に行って見て確認する行動力が必要になるなど、個人の特性と共通ことが多いです。

自分の特性を理解しておく事で、仕事の選び方が比較的楽になります。

しかし、「自己分析」という言葉を使うと、消極的な反応を示す方が多いです。

特に連続研修の再、翌日の研修内容の告知として「自己分析をします」というお話をしただけで欠席する人が多くなります。

もしろん、上記のような説明をして自己分析の内容や必要性はお伝えしているのですが、それでも、苦手と感じる方がいらっしゃるようです。

苦手意識を感じている方の多くは、「自己分析」とは自分の出来ていない事を確認し、出来るように改善しなければならないことだと考えています。

今、就職が出来ていない自分自身の出来ないこと確認は、わざわざするまでも無く、十分わかっていること。
それを、改めてクラスの仲間の中でさらさなければならないことは、とても辛いと感じるのは当然のことだと思います。

特に、就職に至れていない方は発言力やコミュニケーション力が上手く発揮できない方が多いです。
その方々の話を聞くと、子どもの頃は活発で誰とでも良く話をしたことがあるとか、人見知りをしないで人と交流が出来たと言います。

この子どもの頃の性格が、その人本来の基本となる性質(ベース)です。

ただ、何時の頃か何かのアクシデントや環境の変化によって、このベースが抑制され、様々な経験から現在のような価値観や性格が構成されます。

今回研修を担当したAさんは正にこのことが該当する方でした。

20代男性ですが声が小さく、グループでの話し合いでも殆ど意見を出す事がありませんでした。

Aさんに「子どもの頃からも人前で話すことは苦手でしたか?」とお伺いすると、
「子どもの頃はどちらかというと良く発言するタイプでした。」と話してくれました。

この時点で、Aさんの基本スキルが何かのアクシデントで抑制させてしまった事が伺えます。

カウンセラーによっては、その過去のアクシデントや出来事を全てさらけ出さなければ、Aさんの成長は無いと説明される事があるようです。

しかし、それは怪我をした体に出来たカサブタを剥がす様な作業と等しく、完治具合やその人の剥がす心構えが無ければ、益々ケガが酷くなり状況を悪化させることにもなりかねません。

今の、Aさんの様子から見て、そのときのアクシデントに触れて自分を見つめなおすよりも、そのアクシデントが起きた事で、Aさんがどのようなことを感じて今を送っているのかを知り、そこをサポートする事が必要です。

Aさんにアクシデントで歪んでしまった、自分の基本スキルを、自己分析のワークを通して再認識してもらいます。

ワークは、自分の長所と短所を書き出すものですが、Aさんのようなタイプはどちらかというと、短所が多く長所が無いと感じています。

長所と短所は実は同じ要素で、人によって注目するポイントが異なり、表現方法が異なるだけなんです。

例えば「自分が考えた事をすぐに行動して結果を知りたがる」という人がいたとします。
この人を
行動力がある
アクティブ
ガッツがある

という長所(ポジティブ視点)で見る人もいれば

短気
せっかち
落ち着きが無い

という短所(ネガティブ視点)で見る人もいるでしょう。

しかし、ベースは同じ内容です。
このように、どの視点でその人を見ているかだけ…

どちらが正しくて、どちらが誤りということはありません。

このように自己分析でも、そのかたが本来持っているベースは何か、それがどのような特徴をもっているかを確認するだけで、その人が触れられたくない傷までは触れません。

時には傷を負ったことで、その方のベースが向上し、より人間的深見をあらわす方もいらっしゃいます。

Aさんも、このワークの後少しずつ、発表の回数が増え、声も大きくなっていきました。

研修が終わるときには、元気な声で「本当にありがとうございました。これから頑張ります。」と言ってくれました。

人はキッカケがつかめれば大きく変われる…
今回もそんな機会に立ち会える仕事ができたことが、とても嬉しく感じました。

人は大なり、小なり様々なケガをして傷を抱えているものです。

その傷を無理に剥がさなくとも、傷があるから今の自分でいることもあります。

今の自分をそのまま受けとめ、その自分の特性を把握して将来につなげる…

そんな自己分析もありますので、ご興味のある方は是非一度お試し下さい。

それでは、また来週…
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権堂 千栄実

Author:権堂 千栄実
権堂 千栄実

株式会社Campanula 代表取締役

キャリア・カウンセーであり、企業、学校機関、官公庁での研修講師

研修やカウンセリングを通して、働く方々や学生の悩みを解消できるようにご支援しております。

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