ジョブスタディ

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最近の研修業務を通して、「ある傾向があるなぁ…」

と、感じています。

それは…

面白い、参考になったという評価になる研修

参加者が新しい知識をえら得るような、知識習得型研修


つまらない、参考にならないという評価になる研修

グループワークやグループディスカッションのような

意見交換や自分の意見を発表することが多い研修

または、

実務の状況を設定して、シミュレーションを行って

対策の疑似体験をする研修




自分の知らない新しい知識を得ることが学びで、

既に知っていることの活用の仕方を学ぶことは、学びとは思っていないよう…


ん~

知識があっても実際の活用の仕方がわからなければ、

知識がないことと一緒なんだけどなぁ…

その知識を、どのような場面でどんな風に使うのか

自分以外の人は、どんな風に活用しているのか

それを参加者同士で、話し合い、練習することで知識の活用幅が広がるのですが、

このように感じられない方がちょっぴり増えています。

「そんな回りくどいことをしなくても、1つだけやり方を教えてくれればいいのに…」

「自分の関係の無い仕事の人の話なんて、活用できるわけ無い。話し合いなんて時間の無駄。」

「考える必要なんてないですよね? いわれたことだけすればいいし、

 もう既に知識もあるし、仕事でも問題なくしてます。

 なのになんで、わざわざ混乱するような状況作って練習するって意味がわからない…」

と、いうコメントが…

研修に参加したご本人たちはそのように感じるのでしょうが、

周囲の方はそのように思っていないのかも…

先日ある経営者の方から、次のような相談を受けました。

今年の4月、相談者のが経営しているA社に、大学を卒業して事務職担当でBさんが入社しました。

Bさんはとても真面目で、勉強熱心だったそうです。

大学の授業や独学で簿記2級を取得していました。

しかし今年4月入社ですから当然、実務経験はありません。

先輩社員細かく仕事のことについて教えていたそうです。

3ヶ月ほど過ぎて、そろそろ仕事を任せてみることに…

先輩社員「今まで教えてきたことだから、できるよね?」

Bさん「はい。頑張ります。」

先輩社員はBさんに仕事を任せ、しばらく様子を見ると

仕事が進んでいない様子…

先輩社員が

「何かわからない?」と聞くと

Bさん「前から思っていたんですがこの仕事のやり方、

    学校で習ったやり方じゃないから、途中でわからなくなるんですよね…

    私が覚えられるように、やり方を変えていいですか?」



このように、すべての仕事に対して、Bさんの知識基準で進めようとするそうです。

今はまだ、簡単な内容なので多少手順を変えることは許しているそうですが、

業務上、Bさんの経験値では知りえない対処方法も沢山あります。

その際、Bさんの知識基準で仕事をされたときに、大きなトラブルになるかもしれない…

なんとか、Bさんの仕事の仕方を変えて欲しいとのご相談でした。

Bさんも「知っている(知識がある)」=「できること」と

考えているようですが、

知識の活用方法に課題があることに、気がついていないようです。

Bさんのように、自分が学んできた知識が全て。

それ以外の方法を説明しても

「自分のやり方ではない」と思うと、話を聞かなくなったり、

自己流を通そうとします。

でも、その時必ずしも上手くいくとは限りません。

先輩社員はBさん同様の知識から、様々な業務を通して

レクチャーする内容に至ったわけです。

知識だけでは太刀打ちできないことを、既に実践済みなんですよね。

そのアドバイスを軽視したり、無視して我流を通すのは少々もったいないのではないでしょうか…

Bさんに限らず、人は自分自身が経験してきたことでしか物事の判断ができません。

経験をしていないことは、発想することができませんし、対処方法も思い浮かびません。

どんなにすごい知識があっても、実際に使う場面を想定し、

使い方がイメージできなければ、知識は役に立ず、「できること」にも繋がりません。

仕事は自己完結するものではありません。

常に周囲の人から、仕事を依頼され、それを別の誰かにまた渡していきます。

人が変われば、仕事の頼み方、仕事の渡し方が異なります。

仕事の頼み方、渡し方を変える時、

資格取得や仕事を通して学んできた知識が必要になるのではないでしょうか…

知識だけあっても、仕事がスムーズに進まなければ上手に活用していると

いえないような…

その経験値を、仕事だけでは高めることが難しくなっています。

研修はその足りない経験値を高めるトレーニングの場です。

皆さんの知識を、どのような状況でどんな風に活用するかをイメージし

行動のシミュレーションをしておくことも必要です。

新しい知識を高めることも必要ですが、

その知識の活用方法を学ぶことも大事です。

「知っていること」=「できること」になるよう、

沢山の人から、知識の活用方法を聞き、自分で実践する。

そんなサイクルを仕事中につくってみてはいかがでしょうか…

皆さんのすばらしい知識も、社会の中ではまだほんの一部にしか過ぎません。

もっと効率のいい方法、

もっと簡単な方法があるかもしれません。

その知識の使い方を、先輩社員や周囲の方々から学んでみてはいかがでしょうか?

それでは、また来週…



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権堂 千栄実

Author:権堂 千栄実
権堂 千栄実

株式会社Campanula 代表取締役

キャリア・カウンセーであり、企業、学校機関、官公庁での研修講師

研修やカウンセリングを通して、働く方々や学生の悩みを解消できるようにご支援しております。

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