ジョブスタディ

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皆さんは、会社の上司が自分をどのように思っているか気になりますか?

気にならないという方は少ないかもしれませんね。

ただ、上司の言動というのは何かしら意図があることが多いです。

今回は上司と部下の思いについてお話をします。

私は職場定着を目的として、定期的に企業先に出向き研修をおこないます。

先日もA社の中途採用者Bさんの研修をしました

Bさんは入社当初、極度の緊張から周囲と上手く会話をすることが出来ませんでした。

この点を強化できるように、自己表現の仕方や会話の仕方などをマスターして頂けるように、

具体的な状況を設定しながら会話の練習を行いました。

例えば

初対面の方と会話

・自分や相手の趣味について会話する

・相手の好きな食べ物の話題で話をする。

・相手の情報が全く無い。自分から質問をして相手の情報を聞き出す

など…

このような事例を何度と無く繰りかえして練習することで、

Bさんは徐々に自分の考えていることが話せるようになって来ました。

しかし会話が出来るようになってきた頃、新たな課題が見つかりました。

相手の話、特に仕事の指示が覚えられない…


ん~

話をメモする経験が無かったようです…



Bさんに会話をメモするように勧めました。


「小さなメモ帳をポケットに入れ、なにかあればすぐにメモが出来るようにするといいんじゃない?」


アドバイスをすると、Bさんは嬉しそうに

「これでもう安心ですね。頑張れるような気がします。」


そういって、先月元気に研修を終えました。


先日、1ヶ月ぶりの研修でBさん会うと…

Bさん「上司からメモをするなと言われました。

    また、趣味の話題で取引先と話をするなと言われました。

    唯一お客様と会話が弾む話が自分の趣味の話なのに…

    なぜ、だめなんでしょうか…」


と、暗い表情で話してくれました。





皆さんは、なぜダメだと思いますか…?


Bさんの研修後、数日してからBさんの上司とお話をする機会があり、

メモ禁止、趣味の話し禁止の理由を伺ってみました。


Bさんの上司

「Bさんはメモをする行為に集中するあまり、相手の話を聞いていないんです。

 さらにメモの内容も適当で、とても後から読める状況ではなくメモの意味が無いんですよ。

 でも、Bさんはメモを取るという行為に安心してしまっているので、

 指示の本質が理解できていないので、仕事のミスによるやり直しが本当に多いんです。

 そこで、会話に集中させるためにメモを禁止にしたのですが、メモが無いことで覚えられないという

 先入観によって益々話しを聞けない、指示が理解できなくなっています。

 それから、趣味の話は会話のきっかけに過ぎないですよね。

 でも、Bさんは趣味の話題 = 自分の自慢話になってしまい、お客様との会話が成立しないんです。

 Bさんが一方的に話して、お客様がその話を聞く状況なんです。

 お客様から担当を替えて欲しいと連絡もあり、趣味の話を禁止にしました。」


上司には、上司の考えがあってのことでしたか…


たしかに上司の方が言われる様な状況であれば「禁止」と言われても仕方がないですね。


問題はBさんが「禁止」という言葉だけしか理解ができておらず、

小言をいう上司を避けて、これまで以上にアドバイスを聞かなくなったそうです。


Bさんの上司

「最近、Bさんは私と話をしようとしてくれません。
 
 顔を合わせると小言を言われたり、厳しい話を言われることが嫌なようです。

 Bさん自身は自分で仕事をしているような気持ちになっているようですが、

 お客様から評価をしてもらえない仕事は、仕事をしていることにはならないんですけどね。

 自分の実力と求められていることに大きな差があることを気がついてほしいから、

 色々な話しをするのですが、疎ましいだけで真意はわかってもらえないようです。」


確かに、自分がいいと感じてしていることを、色々言われるのは気持ちいのいいことではないですよね。

上司を避けたいというBさんの気持ちもわかるような気がします…



そういえば、C社の経営者の方からも同様の相談を受けました。

Dさんという方も、周囲と上手くコミュニケーションが取れないで困っているとの事でした。

Dさんは自分の言動で相手の気分を悪くさせるのではないかと思うと、何も話せなくなるそうです。

また、自分だけ仕事が回ってこないときや、上司や後輩が自分を見ながらヒソヒソ話していると、

気になって仕事にならない。

自分はしっかり仕事をしているのに、正当な評価をしてくれない、と感じているそうです。


しかしC社の経営者は

「先日あるプロジェクトがあったので、Dさんを含め数名の社員に企画を出すように言いました。

 この企画を出すように話をした段階で、Dさんは自分の企画はどうせ選ばれない。

 上司やお客様は自分を嫌っていて評価してくれないから、絶対に選んでくれない。

 出すだけ無駄と、言っていました。

 正直、この話を聞いたとき、あまりに幼稚な思考であきれましたが、とりあえずプロジェクトメンバー

 全員で企画を考え提出することは決まりでしたので、Dさんにも企画を出してもらいました。

 後日、プロジェクトメンバーの企画を役員で評価した際、

 Dさんの企画だけが評価をすることが出来ませんでした。

 決して、Dさんが嫌いだとかいう幼稚な理由であありません。

 理由はDさんが、クライアントが提示した条件を全く企画に含めていなかったからです。

 Dさんの主観で、Dさん思い入れで作られた企画は、お客様にしてみれば何の魅力も感じない内容です。

 Dさんだけ、社内選考で落ちクライアントに見せることは出来ませんでした。

 この結果をプロジェクトメンバーに話したところ、Dさんはやっぱりというような不満げな表情でした。

 もちろん、その理由を話しましたがそのことは一切聞く耳を持ってくれません。

 何を話しても「でも…」を連発し、自分の考えを正当化しようとしていました。

 ある程度の言い訳が終ると次は「自分のことを嫌っているから、仕事を正当に評価してくれない。」と

 言い出します。

 このような状況では何を、どのように説明しての水掛け論になってしまい、話が進みません。
 
 私達のアドバイスは、Dさんがどのような考えで、どのようにするかをアドバイスしているのではないんです。

 会社としてお客様から要求された仕事の仕上がりではなくなるので、

 修正して欲しいという意図でアドバイスをしているのですが、それが理解できず何かにつけて
 
 「でも…」

 と、反論されてしまいます。

 このようなことが続いてきたので最近では誰も、Dさんに仕事のアドバイスをしなくなりました。

 Dさんのスキルは益々下がる一方。

 スキルが下がれば、仕事は頼めません。
 
 仕事が頼めないとなると、職場の会話も減ります。

 Dさんの孤立度は高まるのですが、誰かかが話しかけるとすぐ、

 自分は嫌われている、自分は会社のお荷物だと言い出すので、周囲の人も話したがらなくなります。

 本当に初めはDさんに対して、誰もなんとも思っていませんでしたが、

 今ではDさんが話すように社内でDさんに好感を持つ社員が減ってきていて、社の雰囲気が悪いんです。

 Dさんにどのように指導すればいいのか、本当に悩んでいます。」


非常に深刻な状況のようでした。

確かに、部下にしてみれば、これまで会話をしてきた人が急に自分に話しかけてこなくなったら、

自分が嫌われたのかと心配になりますね。

ただ仕事に対してのアドバイスは「好き」「嫌いで」で処理できる問題ではありませんね。

Dさんの上司が話していたように、仕事の出来、不出来を決めるのはお客様です。

そのお客様の望むものにしなければ、どのように素晴らしい仕事をしても評価をすることは出来ないでしょう。


社会経験の浅い方は、周囲の方と上手くコミュニケーションが取れないこともあり、

自分の経験を判断材料にすることがあります。

しかし、その経験は先輩や上司にしてみれば、数%のスキルや知識にしか該当しないことがあります。

無理に背伸びをして

「大丈夫、自分は出来る」

と誇張することも大事でしょうが、

素直に知らないことは知らないと認め、教えを請うほうが仕事がスムーズに進むのではないでしょうか?

自分を過小評価して、萎縮しても仕事は出来ませんが、

過剰評価して周囲の意見に耳を貸さないのも仕事を滞らせる原因のようです。

特に、中途採用の方で前職をお持ちの方は、前職と比較をすることが多いようですが、

それも今の会社にして見れは不愉快なことだそうです。

今の会社には、会社の歴史があり、運営の仕方があります。

他社のことを引き合いに出されて、

「仕事の効率が悪い」

「無駄な仕事が多くってやってられない。」

「こんなくだらない仕事、馬鹿みたいに出来ない。前の会社なら…」

と、今いる会社を悪く言うようなことは、同僚も聞いていても心地がいいものではありません。

過去に様々な経験をしてきたことは、今の糧になります。

でも、使い方を間違ってしまうと、壁になってしまいます。

皆さんの上司は、その壁を取り除くために色々アドバイスをしているようです。

皆さんにとって心が痛くなる、胸が苦しくなる指摘は、上司の愛の指摘なのかもしれません。

また、そのような指摘を言わせている原因は、何なのか一度ゆっくり考えてみるのも良いかもしれませんね。

急には無理かも知れませんが、徐々に「でも…」を減らし、

上司のアドバイスに耳を傾けてみてはいかがでしょうか?

何か意図が見えてくるかもしれませんよ。

それでは、また来週…

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権堂 千栄実

Author:権堂 千栄実
権堂 千栄実

株式会社Campanula 代表取締役

キャリア・カウンセーであり、企業、学校機関、官公庁での研修講師

研修やカウンセリングを通して、働く方々や学生の悩みを解消できるようにご支援しております。

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