ジョブスタディ

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先週、自宅の最寄り駅で取引先のAさんに会いました。

Aさんは全国展開する企業の地域支店で人事担当をしています。

10年以上のお付き合いがある方で、気心も知れている仲です。

電車に乗り、久しぶりに共通の知人の話をしながら…

私「そろそろ、採用の時期ですよね?

  ここ数年採用人数って変わりましたか?」

Aさん「ん~、変わったかな…

   採用数は増えている。

   でも、最終的に残る数は減っている…」

私「それは、内定辞退ってことですか?」

Aさん「内定辞退もあるし、入社後の退職数も昔以上に増えてるね。」

私「内定辞退って採用者数から、どの程度の割合になりますか?」

Aさん「半分」

私「えぇぇぇぇ~ 半分ですか?

  全国展開していて、テレビCMもしている企業なのに!!

  理由は何ですか?」

Aさん「イメージが違うんだと…

   今、地方採用でも一旦は東京で仕事して、そこから全国の支店を回っていく。

   地方採用=地方勤務にはならない。

   まず、そこで地元に居たいから内定を辞退します。

   次に、採用され新人研修

   知っての通りうちの会社は研修から規律がきびしいでしょう。

   朝礼の社訓唱和も全力大声だし…

   配属後、上下関係が厳しい。

   こんな、レトロな企業と思わなかった。

   イメージが違うので辞めますってまた半分くらい辞める…

   100人内定出すとして、1年後に残るのは20人程度かな。

   昔は、50人採用して30人残りだったから、新卒の採用数は減っているよ。」

私「以前、営業のBさんにも会ったんですよ。

  その時人が足りなくって忙しって言っていましたけど…

  内定辞退者が出た時点で追加募集ってしないんですか?」

Aさん「しないよ。 採用は時間とお金がかかるでしょう。

    例えば、7月の段階で内定辞退者が出て半分になったとするでしょう。

    そこから追加募集掛けて、採用するのに最低でも3ヶ月以上は掛かる。

    早くて11月、遅くても12月まで時間が掛かる。

    その間の人件費やら、何やらでお金もかかる…

    辞めることを見越して、多めに採用するって感じかな。

    でも、これも結構コストがかかるじゃない。

    数ヶ月でも余分に給料の支払いが発生するわけだし、研修費だって、交通費だって…」

私「なんか、悲しくなってきました…

  私今、大学の非常勤講師をしていて、まだ就職が決まっていない学生と

  会う機会が多いんですよ。

  本当に就職先が見つからないって話しています。

  そんな学生にとっては、内定辞退なんて信じられない。

  自分が代わりに入りたいって思っているだろなぁ…

  でも、確かに複数内定をもらってどう断ろうかって相談してくる学生が増えているのも事実です。

  内定もらう学生は本当に何社ももらって、もらえない学生は1つも声が掛からない。

  本人のスキルの問題もあるでしょうけど、それだけが原因じゃないような気がしますね。」


と、いう話をしてきました。


確かに、今の新卒の採用制度には色々課題がありますね。

特に昨年から活動時間も短くなっていますので、益々就職を考える皆さんを不安に

させているでしょうね。

でもそれ以前に、当事者である学生や就職を考える皆さんも、色々考えないといけないのでは

ないでしょうか?

そもそも仕事のイメージ、企業のイメージって何なのでしょうか?

よく教え子達からこんな話を聞きます。


「公務員は倍率が高いし頭が良くないとだめだから、自分には無理」

「なんか、楽そうだし安定収入だから公務員がいい」

「地元で働きたいから銀行」

「体育会系だからやっぱり警察官」

「ノルマが厳しそうだから営業はしたくない」

「安定して給料が良いから、やっぱり大手企業」

「中小企業なんてすぐつぶれそうだからいやです。」

「小さい会社って、なんか汚い仕事をしているイメージで抵抗があります。」


これらは、すべてイメージの発言ですよね。

じゃぁ、このイメージってどんな風に彼らに作られていくのでしょうか…

親の意見?

友達や先生の意見?

テレビやCMの印象?

どちらにしても、自分自身で見て、触って、聞いて感じたことではないですよね。

誰かが作っているイメージを鵜呑みにして、そのイメージのまま仕事や入社する会社を

決めてしまうことは、本当に自分にとって良い選択なのでしょうか?

中小企業だって創業50年、60年、100年の会社があります。

社員を大切思い、心から地域活性や地域貢献に取り組んでいる会社があります。

匠の技術で大手企業を支えているのは多くの中小企業です。

でも、中小企業は求人を出しても人が応募してこないケースも多々あるそうです。

学生や再就職支援の教え子たちに、同様の話をすると

「だって、聞いたことが無いし、仕事のイメージがわかないんだもん。」




ここまでお読みいただいて、今時の学生はって思った方、実はもっと事態は深刻なんです。


9月に小・中学生向けにjobstudy.jpを開催しました。

短い時間ではありましたが、地域の企業の職業を体験してもらいました。

その後、体験感想のアンケートを書いていただいたのですが、

「イメージとちがった。」

「自分には決めた仕事があるので、それ以外は考えられない。」

「思ったほど簡単じゃなかった。」



このコメント、衝撃的ではないですか?

だって、小学生、中学生がもう仕事のイメージを持っているんですよ!

自分で働いてもいない、見てもいない、なんとなく聞いたことのある程度のことで

イメージを持っています。

更に、そのイメージが絶対で現実に見たものが自分のイメージ通りで無いと、

そのことは事実として受け止められずに「思った通りじゃない」という言葉で、

興味の範囲から外されてしまいます。

それによって、どんどん自分に都合のいいイメージだけが残り、思考の範囲が狭くなり、

大学生になってもこの発想が変わらない…


大学生だからじゃないんです。

もっと、以前から周囲の状況によって仕事のイメージは植えつけられているようです…

仕事が無いと嘆いている学生や、再就職希望の皆さん。

仕事をイメージで捉えていませんか?

あなたのすぐ傍に、あなたを求めている会社があるかもしれませんよ。

まずは、ハローワークや会社説明会に参加して自分の目と耳と感性で

その会社のことを知ってきてはいかがでしょうか?

イメージに拘らず、柔軟に考えてみてはいかがでしょうか…

それでは、また来週…

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権堂 千栄実

Author:権堂 千栄実
権堂 千栄実

株式会社Campanula 代表取締役

キャリア・カウンセーであり、企業、学校機関、官公庁での研修講師

研修やカウンセリングを通して、働く方々や学生の悩みを解消できるようにご支援しております。

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